第70番 本山寺
2007年11月24日更新
第70番 本山寺 (もとやまじ)
2007年11月23日 巡礼
実はこのお寺をお参りするのは3度目です。一度目は『水曜どうでしょう本;第2巻『もっと四国』が出た2005年8月。(第3巻の『いっそ九州』はいつ出るんだよ)
次が今年2007年7月31日。残念ながら、この時は時間切れで納経所が閉まっており、御朱印が頂けませんでした。
そんなこんなで3度目の正直で今回最初の目的地となりました。
本堂、大師堂をお参りして、納経所へ行き、墨書朱印を頂こうとしたまさにその時、「ジリジリジリ・・・」と火災報知器がけたたましく鳴り響きました。
それまで、雑誌に目を通していたご住職が慌てて納経所から飛び出してゆきました。
納経所には、係りのお婆さんが残られたのですが、「ほんま、あれ困んねん。」と話はじめました。
聞くと、ここのご本堂は四国八十八ヶ所でもふたつだけと言う国宝なのだそうで、その為、火災報知器やセンサーが各所に取り付けてあり、しかも非常に敏感なのだとか・・・
風が吹くとそれだけで警報が鳴る騒ぎになるのだそうです。
「どこかのお寺の様に鉄筋コンクリートじゃまるで会館みたいだし、ありがたみがないでしょ。」
「そやから、ここの納経所を建て替えるんも木造にしたんよ。そやけど木造にしたらえらい費用がかかったんよ。」
「本堂もここのところ荒れたけん、畳を張替えたんやど、それだけで80万もかかったんよ。」
「国宝があるとな、何かと物入りで、全部で8億かかっとんよ。」
警報のおかげでいろいろお話を伺う事が出来ました。お寺さんも大変です。
左より 山門から境内を望む 本堂(国宝) 本堂と五重塔
本山寺五重塔